APH学生記者in演劇大学in函館【前編】

教育

2018/11/21

こんにちは、初めまして。
近藤紫乃と申します。教育大1年生です。
APH学生記者に仲間入りして初めての記事となります。
これからどうぞよろしくお願い致します。

だんだん空気が頬を刺すような冷たさになってきました。雪もまもなく降りそうな11月ですが、函館ではこんなアツいセミナーが行われましたよ。APH学生記者の私近藤と、くわむら先輩がこのセミナーに参加し、その様子を前後編に分けて皆さんにお届けしていきます!

演劇大学 in 函館

演出家・俳優養成セミナー2018[ワークショップ・演技体験]

このセミナーは、10月29日~11月4日にかけて、函館アリーナや函館市青年センターで行われました。国内外で活躍する演出家や俳優を招いて行われた、演劇ワークショップイベントです。

どんなことができるの?

  • プロの演出家の指導のもと、1週間かけて演劇をつくる『がっつり演劇体験講座
  • 未経験歓迎! イチからスタート『舞台体験講座
  • 目指せ脚本家! 『戯曲講座

など、多岐にわたる全9講座が開講されました。 私は11月4日に開講された『朗読講座』に参加してきましたよ!

函館へ引っ越してきて7か月。いまだ足を踏み入れたことのなかった函館アリーナに、わくわくしながら到着!
そんな私を出迎えてくれたのは、ぴかぴかの会議室と、この資料たちです。

受講者は6名。
講座はまず自己紹介から始まりました。自己紹介からあふれる、演劇への愛、愛、愛。
出身も年齢もバラバラですが、「演劇が好き!」という同じ思いでこの場に集まることができたのだと思うと、とてもうれしくなりました。

自己紹介と、講師の和田喜夫先生と一緒に「演劇とは何か?」について受講者全員で意見交換。そして午後の本格的な朗読に向け体を動かし、午前の部が終了しました。
ほかの受講者の方々とお話しながらお昼をいただき…

そしていざ、午後の部へ!

挑戦!戯曲リーディング

午後の部からは、いよいよ実際に朗読に取り組みます。
「朗読」というと、小説作品を感情をこめて座ったまま読むイメージがあると思いますが、今回朗読講座で挑戦したのは普通の「朗読」ではありません。「戯曲リーディング」でした。

「戯曲」とは演劇における脚本のことです。

戯曲リーディングでは、戯曲を手に持ったまま身体を動かしながら演じます。
一緒に舞台に立っている人がどのように場面を想像しているのかを推し量りながら、自分の動きを考えていきます。自然と演者同士の息が合い、アイコンタクトが増えます。一本戯曲を読み終えたときは、受講者間に一体感が生まれました。

参加してみて

大学の演劇サークルでは、自分たちで演劇を創り上げます。
上演後には大きな達成感が得られるというのは良い点ですが、自分たちで創っているからこそ技術的な面で講習を受けたり、好評をいただいたりすることが難しいのです。
今回の講座に参加することで、講師の先生から「教えていただく」ことができたのが、まず大きな収穫でした。

さらに、技術面よりもさらに大きな収穫は、「人とのつながり」でした。
朗読講座に集まったのは、様々な世代の方です。ところが、全員で1つの戯曲を手にして読み進めるたび、いわゆる「ジェネレーションギャップ」がみるみるうちに埋まっていくのを感じました。
好きなものを共有して人とつながるのは、とても幸せなことだと感じました。

またいつか講座で仲良くなった方々とお会いできるように、これからも自分の演劇を創り続けていきたいと感じた一日でした。

後編では、実行委員会の一員として参加したくわむら先輩が、演劇大学の様子を別の角度からお届けします。
お楽しみに!

後半はこちら
APH学生記者in演劇大学in函館!!【後半】