函館スイーツ特集第9弾「和創菓 ひとひら」

教育

2021/10/05

函館スイーツ特集 今回は、西桔梗にある「和創菓 ひとひら」さんを取材させていただきました。菓子職人として数々の賞を受賞している吉田社長にお菓子やお店のたくさんの熱い思いを聞くことができました。

Q「和創菓 ひとひら」に込めた思いは何ですか。

「ひとひら」の「ひと」の部分は、人がいて商売が成り立っていたり、たくさんの人に支えられていたりする中で、やはり一番大切なのは「人」であるという意味もこめています。また、「ひら」の部分は、「手のひらで真心こめておかしをつくる」という意味合いをこめています。柔らかいイメージにするためにひらがなでひとひらにしました。

「和創菓」は、「和」は和む・素材の融合を表していて、「創」は創造のことで今まであったものを変化、素材を生かすという意味があります。

ひとひらの文字が4色であるのは、四季に合わせてお菓子を届けたいという季節の色合いと中国の五行思想の相生関係・相克関係を持つ5つの元素(水・金・土・火・木)の色合いを掛け合わせています。

Q店内では吉田社長自らが手掛ける工芸菓子も鑑賞することができますよね。工芸菓子について教えてください。

お菓子作りの技術を生かして作る、独創的で自由な「芸術作品」が工芸菓子です。技術を活かすために食べるためのお菓子ではなく、和菓子の素材や技術を活かし作品作りをしています。見て楽しめる作品を作っています。

他のお菓子で作られている芸術品とは異なり、工芸菓子はお菓子らしさをアピールするのではなく「何で作られているのか」と思わせるくらい精巧に作るところや、色彩感覚・生地を乾かす技術など熟練した経験=総合力が無ければつくられません。多くのコンテストに参加し技を極めた、和菓子の集大成が工芸菓子であり、早々習得できるものではないため、鑑賞する機会も少ないです。ぜひお店に来ていただいて、貴重な工芸菓子を見てもらえればと思います。

▲実際に店内にある工芸菓子

Qおすすめのお菓子は何ですか。

どら焼きの「ひとあわせ」です。みんなに焼き立てのどら焼きを食べてもらいたいという思いから、店内に厨房を設け毎日焼き立てのどら焼きを提供できるようにしました。「ひとあわせ」は、ひとを会わせる、一つに合わせるという意味を込めました。地域で経済は成り立っているので、近場で美味しいものがあれば使ってより応援したいという気持ちもあり、北海道産の素材を多く使っています。

Q人気のお菓子は何ですか。

どら焼きやアップルパイが人気ですね。

アップルパイも七飯町のリンゴを使用しており、毎年秋に一年間使用するリンゴを入荷しています。りんごやパイ生地はすでに加工済みのものを仕入れてから作るお店が多いですが、当社ではリンゴの加工やパイ生地を作るところからすべて自社で行っています。

どら焼きも自社で一から作っています。どら焼きの餡に使われている小豆は、品種なども限定して自家製で炊き上げて作っています。お菓子屋さんの多くは、製餡所から餡を仕入れることで分業してコストをかけないようにしていますが、自社で行うことでよりおいしい餡を作ることにこだわっています。

Qお店の内観・外観のこだわりは何かありますか。

お店の中に入った時、吹き抜けの空間が広がるようにしました。また、一番最初に工芸菓子が目に入るようにし、お客様にもすごいと思ってもらえるようにしています。テラス席も店内のイートインコーナーもどちらも設けたかったので、全体の席を増やし、キッズコーナーも設置しました。

お菓子屋さんなので木型を飾り、モダンの中にも歴史を感じられるように作りました。気づいたら面白いなと思えるような作りを、随所に散りばめています。

吉田社長のお菓子やお店に対する熱い思いなどとても興味深いお話を聞くことができました。お忙しい中お話をきかせていただき、ありがとうございました!

取材後、今回おすすめのお菓子でも挙げられていた、どら焼きの「ひとあわせ」とアップルパイをいただきました!

ひとあわせは、とても生地がふわふわで食べた瞬間とろけるような柔らかさでした。美味しかったです!(^^)!

アップルパイは、リンゴがずっしり入っていて粒が大きく、甘さもありながら、とてもすっきりした味わいでした。

お菓子で大切にしている風味について聞いたところ、食べ終わった後の余韻を感じすぎない「スッー」と後がひくことを一番大切に考えているとのことでした。

たくさんの思いがこめられていると知りながら、お菓子を食べるとまた違った美味しさを感じることができました。詳しく知りたい方は、ひとひらさんはSNSも更新していらっしゃるので、のぞいてみるのはどうでしょうか。みなさんもこだわりのおいしさを、ぜひ感じてみてください!


和創菓 ひとひら         

函館市西桔梗町851番地13

営業時間:9:00~19:00

TEL:0138-83-6668

ホームページ:
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