【前編】11/28-29はイベント「虹をはいて歩こう」!LGBTフレンドリーな街へ|函館蔦屋書店

2020/11/02

こんにちは!ロシア極東大学函館校4年生のЛёва(リョーヴァ)です。
APH再始動!自分も今年2月以来、久しぶりに記事を書かせていただきます。

今回は、11月28、29日(土・日)に蔦屋書店で開かれる
「虹をはいて歩こう〜Show Your True Colors」
というイベントをご紹介します。

主催団体の「レインボーはこだてプロジェクト(RHP)」の一員であり、教育大函館校の地域プロジェクト「HUE-RHP」で活動中の2年生、岡崎 光咲(みさ)さんと高松 友梨絵(ゆりえ)さんにお話をうかがいました。

岡崎さん(左)と高松さん(右)です!本日はよろしくお願いします!

今回は前編です!前編では、レインボーはこだてプロジェクトの活動内容とお二人の思いについて触れていきます。

レインボーはこだてプロジェクトとは?

リョーヴァ(以下:リ)―まず初めに、レインボーはこだてプロジェクトについて教えてください。

岡崎さん、高松さん:―レインボーはこだてプロジェクト(RHP)は、函館市を中心とした市民有志による団体です。性的少数者と呼ばれる「LGBT」の人たちについて知ってもらうために、講演会や様々なイベントを企画したり、週に一度LGBTの方々を交えて食事会を開き、誰でも気軽に話し交流を深める活動を行っています。
誰もが自分らしく暮らし、自己実現できるような函館・道南の地域づくりを目指しています。
RHPはもともと教育大函館校の必修カリキュラムである「地域プロジェクト」のひとつとして2018年10月に活動が始まり、2019年8月に地域団体になりました。RHPの地域団体化にあわせて、地域プロジェクトは「HUEレインボーはこだてプロジェクト(HUE RHP)」に改名しました。現在は2年生8名が所属し、レインボーはこだてプロジェクトと連携して動いています。

レインボーはこだてプロジェクトの活動内容

レインボーはこだてプロジェクトは、性的少数者について認知してもらうために以下の活動を行っています。

  • 毎週一度の交流会の開催
  • LGBTの方を招いた講演会の開催
  • LGBTを主題とした映画の上映会を通した啓発活動
  • 誰もが楽しんでLGBTについて知り、理解できることを目的としたイベントの計画・運営

その他にも、教育大函館校やはこだて未来大学の学生と共同でグッズを制作し、販売も行っています。また、団体のホームページツイッターでは日頃の活動を発信しています!ぜひご覧ください!

活動に参加したきっかけ

リ:-大学の「地域プロジェクト」の中から、お二人がレインボーはこだてプロジェクトを選んだきっかけと、参加してから思ったことを教えてください。

岡崎さん:私はまず、今年の1月にHUE RHPが主宰したLGBTに関する映画の上映会「レインボーはこだてシアター」に行って映画を見たことで、そうした性的少数者に関する活動に興味を持ちました。そして大学の友人の勧めもあり、参加を決めました。

参加する前は「LGBTの方たちって、自分たちと全てが違うんだろうな…」と、なんとなく線引きをしていた自分がいました。だけど活動を始めて、毎週の交流会で当事者の方たちと話をしたり、イベントに向けて一緒に準備をする中で「何かが変というわけではない。ただ性に対する認識が違っただけで、日常の暮らしは私たちと何も変わらないんだ」ということを知ることができました。

高松さん:私はもともとLGBT当事者の友人がいて、性的少数者に対する関心は以前からあり、大学の地域プロジェクトを選ぶ際にレインボーはこだてプロジェクトを目にして、参加を決めました。

私は友人との話を通してLGBTに関する知識もあり、理解はあると思っていて、性の認識の違いは個人の自由であると参加前から考えていました。しかし活動に参加して、文献を読んだり交流会で話を聞いたことで「個人の自由だから気にしないのではなく、もっと話を聞いて知る必要があるし、性的少数者について全員がもっと正しく知ってもらう機会を増やす必要がある」と考えるようになりました。今年はコロナウイルスの感染流行で、最初はウェブを通しての交流だったので少し緊張していましたが、今ではすっかり打ち解けて、毎週の交流会をとても楽しみにしています!

リ:―お二人の話で、「まずはLGBTについて知る姿勢をもつということがとても重要」という言葉がとても印象に残りました。自分も考えてみると日常の中で、そうした個人の性の認識の違いについて考えることはあまりなかったように思います。これからは自分もLGBTに対して、ただ「そういう人がいるんだ」と思うだけではなく、もっと知り、その考えに触れていこうと思います。

今後の目標

リ:―レインボーはこだてプロジェクトのこれからの活動目標を教えてください。

高松さん:―今年の初めはコロナウイルスの感染流行の影響で全く活動を行うことができませんでした。ですが今は11月28、29日のイベントに向け、ポスター作りや内容の確認を行うなど、全員で準備を重ねています。また、来年1月にはLGBTを題材とした映画の上映会も企画しています。プロジェクトを開始して以降、徐々に活動範囲や支援して下さる方々の輪も広がってきています。これからもどんどん広げていければ嬉しいです!

活動を始めてから、プロジェクトは着実に前へ進みつつあるんですね!今回の取材を通して皆さんの活動を知ることができてよかったです!岡崎さんと高松さんにレインボーはこだてプロジェクトの活動内容と、自身の活動に対する思いをうかがいました。

後編ではいよいよ、11月28、29日に蔦屋書店で行われるイベント「虹をはいて歩こう」の内容に迫っていきたいと思います!


【後編】11/28-29はイベント「虹をはいて歩こう」!LGBTフレンドリーな街へ|函館蔦屋書店