近年、幼児教育における子どもの遊びの中で、情報機器をどのように活用すべきかが議論されている。幼児教育における情報機器の扱いは、触れる、動かすなどの動作が伴ったり、園の生活に結びつけたりなど、直接的な体験との関連を考慮する必要がある。企業等が提供している情報機器を用いるアプリケーションがいくつも存在するが、集中力の向上や基礎的な知識を得るといった教育的効果がある一方で、自分たちでプログラミングを書き換えることが出来ないため、子どもの発達や、興味関心などに合わせて、その都度内容を変更することが出来ない。近年ではChatGPTなどの生成AIの台頭により、知識がなくてもアプリを作り、子どもの遊びに使用することができる未来が来ると考えられる。以上のことを踏まえ、Processingを使い、子どもの遊びの観察によって保育者自身がプログラムを書き換えていく遊びを実践し、その可能性について検証した。
チーム紹介
保育と情報機器グループ
【函館短期大学】
秋庭 幸子/五十嵐 心音/向 絢音